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金融リテラシー(マネーリテラシー)とは
生活基盤を持って生活するためには上手にお金の管理をしなければなりません。
そのためにはお金に関する知識、判断力が必要なのです。
このようなお金の知識、判断力のことを金融リテラシー(マネーリテラシー)と
言います。
欧米諸国に比べ日本人の金融リテラシーは低い!?
共通の正誤問題を比較したデータが以下の表になります。
金融知識に関する正答率は、英国、ドイツ、フランスは日本を上回っています。
(知識5問平均 日本:60%、英国:63%、ドイツ:67%、フランス:72%)
上記の結果より、日本人は欧米人よりも金融リテラシーが低いことがわかります。
最低限身につけるべき金融リテラシー
金融経済教育研究会にて「最低限身につけるべき金融リテラシー」以下大きく分けて4項目が公表されています。
- 家計管理:①適切な収支管理(赤字解消・黒字確保)の習慣化
- 生活設計:②ライフプランの明確化及びライフプランを踏まえた資金の確保の必要性の理解
- 金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択:【金融取引の基本としての素養】③契約にかかる基本的な姿勢の習慣化④情報の入手先や契約の相手方である業者が信頼できる者であるかどうかの確認の習慣化⑤インターネット取引は利便性が高い一方、対面取引の場合とは異なる注意点があることの理解【金融分野共通】⑥金融経済教育において基礎となる重要な事項(金利(単利、複利)、インフレ、デフレ、為替、リスク、リターン等)や金融経済情勢に応じた金融商品の利用選択についての理解⑦取引の実質的なコスト(価格)について把握することの重要性の理解【保険商品】⑧自分にとって保険でカバーすべき事象(死亡・疾病・火災等)が何かの理解⑨カバーすべき事象発現時の経済的保障の必要額の理解【ローン・クレジット】⑩住宅ローンを組む際の留意点の理解⑪無計画・無謀なカードローン等やクレジットカードの利用を行わないことの習慣化【資産形成商品】⑫人によってリスク許容度は異なるが、仮により高いリターンを得ようとする場合には、より高いリスクを伴うことの理解⑬資産形成における分散(運用資産の分散・投資時期の分散)の効果の理解⑭資産形成における長期運用の効果の理解
- 外部の知見の適切な活用:⑮金融商品を利用するにあたり、外部の知見を適切に活用する必要性の理解
金融リテラシーは生活をしていく上で大切な事なので(学ばなければ損をするので)しっかり学んでいきましょう!
金融リテラシー高めるメリット
金融トラブルが少なくなる
69歳から79歳の金融トラブルの経験者の割合(図表)を見ると、
低リテラシーの方ほど金融トラブルの割合が高く、
高リテラシーの方ほど金融トラブルの割合は低くなっています。
消費者ローンの利用が少く、借入の負担感が低くなる
家計管理がしっかりできているため、
消費者ローンの利用する必要がなくなります。
金融商品購入時に他の商品と比較することで商品性を理解した上で
購入しているため借入の負担感が低くなります。
経済的ショックへの耐性が強め
備えを持っているため経済的ショックへの耐性が強めの状況になっています。
金融リテラシーを高める方法
セミナーへの参加
お金について初級編から学びたい方はセミナーへの参加をおすすめします。
1度お金に関する知識が付いたら、向上心が湧くことで自ら金融について調べるようになり
自然と金融リテラシーが上がっていきます。
ニュースや新聞を見る
皆さんニュースや新聞で一度は見たり耳にしたことがある「日経平均」、「TOPIX」、「外国為替」等は理解できていますか?
日頃からニュースや新聞を見た上でわからない用語は調べることで、知識が身に付き、金融リテラシーが高まります。
投資の勉強&実践
投資の勉強をしっかりとすることで、企業のお金の流れがわかるようになります。お金の流れがわかると儲かっている企業と儲かってない企業がわかります。
儲かっている企業(お金の使い方が上手な企業)が把握できたら、儲かっている企業に投資(実践)をすることにより、自ずと金融リテラシーが向上し資産形成にも繋がり一石二鳥になります。
資格の勉強
金融リテラシーが高まる資格は多数ありますが、その中でも特におすすめなのが以下の3つです。
- FP(ファイナンシャルプランナー)
- 簿記検定
- 証券アナリスト
一度は聞いたことのある資格だと思いますが、資格の勉強をすることで資産運用や人生のマネープランを設計できるようになったりと良いことが沢山あります。
以上皆さんの参考になれば嬉しいです!